ある人生

昨日ジョナサンで待ち合わせした60代後半の男性

8年前にあまり好きではなかったはずの猫が自分になついてついてきたことから

彼の人生は一変した。

会社の寮にいたのにその猫を部屋に入れ その後も捨て猫を拾い続けて

避妊をしなかったために10匹以上になり寮を追い出される羽目になった。
その時 頑張って数匹の猫に里親を探し残された子たちを連れてペット可の現在のマンションに引っ越す


ある人生_a0020246_21592117.jpg


家賃9万

その時は稼いでいたというが

現在また避妊をしていなかったために頭数は15ひき以上

猫のおしっこの臭いで苦情が出 張り紙をされ
ついに
私たちの知るところとなった。

多摩川のホームレスの人たちのことが頭に浮かぶ


「優しすぎること」
誰かが捨てた命を哀れと思うこと
それはたぶん自分の身に置き換えているのだと思う。

みっちゃんも以前は自分のさみしさからどんどん保護の頭数が増えていった(かもしれん)
ただ違っていたのは

避妊をし
外に呼びかけし続けてきた。

今彼は崖っぷちである

仕事も減ってきて 本当に崖っぷちである。

その上

夜中に3か所の猫に餌を運んでいる

自宅の猫に一日一回2,3時間掃除に帰り そのまま外猫のえさやりに車を走らせる。


「おじさん 提案があるんだけど

合鍵貸してくれるかな? とにかく掃除に行きます。 それから避妊をし貰い手を探していこう。それから外猫のご飯 頑張って続けてちょうだい。 私たちが場所を聞いて避妊に行くから」

彼の顔が少し明るくなる。

本当に?  信じられない というような顔

猫にかかわってからいつも肩身が狭く 小さくなって生きてきたって。(そりゃ そうだな~~)

餌をやってくれ なんて言われるなんて 初めてだ。

みなさんが掃除に来てくれる今度までに部屋の中の汚い布団 臭いの元を捨てておきますので
よろしくお願いします。 よろしくお願いします。

頑張ります!!!

ある人生_a0020246_21584018.jpg



お掃除チームに参加ご希望の方 みっちゃんまで~~
by jiro_saty | 2009-04-08 21:56 | みっちゃんのツイート