修子ちゃんへ

今日は多摩動物東支所に電話しました。 5年間ある飼い犬の飼い方のことで近隣から相談を受け色々工夫してきたました。先月になって飼い主が犬小屋を取り外してしまいました。 現在玄関脇に犬を移動し雨ざらし状態です。散歩は勿論今までも無し、水は汚れきってご飯も気まぐれで与えている状態です。何回も足を運び自分の目で確認し続けてきました。自分の飼っていた犬に似ているからといっても受け入れては貰えず、夜中に息子と交代でご飯と水を運んだり愛護推進員として手紙を入れて糞尿の苦情を伝えたりもしてきました。 今回も犬小屋を持って行ったりしましたが犬小屋はガレージの奥に投げられてしまいました。先日のひどい雨の中で犬はびしょ濡れになっていました。

もうかなりの老犬であまり人に慣れていなくて、その上飢えているのでうかつに手を出すと噛まれそうになります。 何回か携帯を書いたお手紙を入れてお忙しいならお手伝いをします と伝えてきたけれど一度も連絡がありませんでした。
 

ついに何ヶ月か考えた末に、今日多摩動物東支所に電話をし何か良い策は無いか相談することにしたのでした。 大きな問題があると、親身になって相談を受けてくれるのが若いオオサワ獣医さんでしたが、今日は新しく就任したというOという少し年配の男性でした。 きっとこの先生も同じように親身に話を聞いてくれると信じて、ゆっくり順を追いながら今までの経緯を話したのです。まずセンターでは何が出来るか中々難しいというお返事。これは勿論当たり前に理解していることです。 でも自分が愛護推進員であること、今まで5年間は自分たちで頑張って地域の人たちの苦情を受け止めてきたことなどを話しましたが、地域の人の直接の電話がないと動きにくいと言われました。でも近隣の人は名前を出されたくないので私に相談をしてきているのです。そう説明すると、「ではあなたがその糞尿の被害を直接受けているのか 要するに可哀想だから何とかしろというのですか?」 と聞かれ その度に今までの経緯を話し20分以上経過したのでした。

だんだん情けなくなってきました。 修子さん、きっとあなたなら相手を軽くあしらってあきらめたかも知れない。 でもこんな人が窓口であれば誰が相談してもガッカリシテシマウ。
何度も何度も今までは自分たちで5年間頑張ってきたこと、ケシテすべてを頼ろうとは思っていないこと、みんながとても迷惑をしていて困っていることを伝えているのに、そのOという人はノラリクラリ同じことを繰り返し聞いてくるのです。

腹が立ちました。 
ついに切れて「馬鹿にしないでください」といいました。
あなたは現場を見ていない。 こちらの話を信じようとしないでまるで尋問のように同じ事を聞いて失礼だ。 少しでも処分される犬が減ってほしいから現場で頑張っているのに。 ここに相談するのはヨッポド困ったから、思い切って聞いているのに、そんな上からものを言うのはあまりに誠意がないではないですか。そちらはきちんと仕事として相談を受けているんではないのですか? 


こういうと実に彼は、「5年も通っていて敬服します。」 と答えたのです。
 横で聞いていた母が大きな声で、「そんな人に話しても馬鹿らしいからもうやめなさいよ、どこかにこのことをいってやらないと許せない!」と叫びました。それからOは、飼い主の名前と住所を聞き、話を聞きに行く、と言い出しました。 私の連絡先を聞き後で結果を伝えますと言いました。
「こんなに同じ話を何回も言わせてお願いしてお願いしなければ行ってくれないのですか?」 と私は涙声になりました。 
「情けないです、あなたのような人にお願いしなくてはならないなんて!」 と言ってしまいました(馬鹿だね~~)

それから麗奈の散歩に出て 森の中でもう一度センターに「もう良いです、余計悪くなるので結構です」と断りの電話をするとオオサワ先生が出ました。さっきのいきさつを話すとびっくりして「それは本当に申し訳なかったです」とお答えになり、きちんと一回で私の話を理解してくださり、今まで色々してきてセンターはまだ出動してないのなら何か効果があるかもしれませんね HASさん、いつも頑張っていて色々教えられるんですよ」と励まして下さいました。

なんだか急に地獄で救われた気持ちになり麗奈とゆっくり森を歩きました。 センターが悪いんじゃない それにかかわる人の心次第で良い方向にも悪い方向にもなるんだなあって
思いました。

おしまい。

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by jiro_saty | 2007-04-02 20:50 | みっちゃんのツイート