エピソード 1

最初の離婚をして 次に結婚するまでHASで活動しながら色々な仕事をしていた。

夜中の仕事もあり 昼間の仕事もあり そこではいろんな出会いがあった。

みゆきちゃんは私よりもいくつか若く 出会ったときには赤ちゃんをオブってパチンコをしていた。夫はその筋の人で 生活は乱れていた。
 その時働いていた喫茶店のお客様だったみゆきちゃんは家にも遊びに来てくれたが
いつもHASという活動に あっけにとられている という感じだった。

みゆきちゃんは中学のときに子供を一人産んでいる。 相手の男性の家に子供を置いてでてきたというが 私が出会ったときにもどうみても子供を育てられる環境にはなかった。
といっても私も毎日の生活に追われ子供と犬と猫と で精一杯だった。

みゆきちゃんは毎日家にくるようになり彼女と彼女の子供 健太の食事を作るのが日課になった。 泣き叫ぶ健太を風呂に入れると(風呂も私が入れていた) 夏などは汗疹だらけで お湯の中で眠ってしまったものだ。 彼女は一日中健太をオブってパチンコ店の中で夫を見ているだけだ。ご飯を作り それから自分の家のこと 息子のこと 勿論同居してる2匹の犬 10匹の猫たちの世話をしていた。

もっとみゆきちゃんには頑張ってほしかったし 手伝ってほしいと思ったけど 言えなかった。
働きなさい とか そんなあやふやな夫とは別れなさい とか

でも 言えなかった。


私は自分を愛せなかったし 子供も愛せなかった。
ただただ 生きていること 必死で守ることでしか毎日が続いていなかった。

30代になり まだ愛を知らず 40代になって 漸く自分を愛すること 生まれてきた事を許すこと  ありのままの自分を受け止めること 

そして子供を愛することを 知ることができた。

だから
きっと
今なら みゆきちゃんを

うんと 抱きしめて そして怒るだろうな。


なにやってるんだ みゆき!!!!


しっかりせい

そんな男 捨ててしまえ!!!


お前が頑張らんで どうするんじゃああ!!!!!ってね^^


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by jiro_saty | 2007-02-10 21:04 | みっちゃんのツイート