ひたすら ひたすら

修ちゃんは 毎日猫の捕獲で走り回る。

毎日の活動を支えるのは HASの沢山のメンバーだ。

あすか だん かおる荘 花の家 ひばりの猫 野村荘 チャッピー マック ジャイアン

マロ 、、、、。

毎日毎日 飼い主が居るのに 散歩 ご飯 掃除に向かうのはどうなの? という意見もある中 私達はそういう小さな小さな積み重ねを続けている。

こんな小さな活動でテレビの取材依頼があり その時に何か面白いことはないか?と聞いてくるディレクターには大きく拒否をしてきた。
昔3チャンネルで子供番組でテレビの仕事を紹介していたが 子供に番組を作るときに一番気をつけることは? と聞かれ「番組が面白いこと」と答えていたディレクターが居たけど 私はそれには大反対だ。 深夜に地道な取材番組が流れることがあるけどゴールデンタイムにはけして取り上げられない。 視聴率 これが一番日本のテレビを動かしている。 モラルも責任も無い 嘘を作ってでも視聴率を稼ぐ。  うわさがうわさを呼び真実は捻じ曲げられる。 

翻弄されてはならない  迷って居る場合ではない。  毅然とした態度で自分の立ち居地を築きなさい。  

忘れられない話だが 昔3匹の仔猫の貰い手を頼んできたおばさんがいた。 10年以上前のこと。 そのおばさんが言うのには自分の飼い猫が生んでしまったので勿論仔猫の避妊代は自分が出すから ということだった。 
やがて手術出来る月齢になり飼い主さんが手術をする算段をしていて おばさんとの約束を思い出した私は早速連絡してみた。

そしたら

しれっとして



「あら? 飼い主さんがすればいいでしょ? 

そちらでしてくださるんじゃないの? ボランティアなんでしょ?」


え? 約束しましたよね? そちらで支払いをなさるって。


「そんなこと 言ったかしら? ねえ じゃあ ボランティアってなあに?
もともとそちらでするんじゃないの?

ぶぶぶっぶうっぶぶううううううう~~~~~~^(おばさんの顔)」



このオバサン 今でも時々会います、はい。


結局現在の飼い主さんは最初から自分で出すという気持ちで居てくれたので事なきを得たけれど、、。

ボランティアなら何でもただなんだ  とか ボランティアしてるんだから当然だ 
とか色んなところで色んな人に言われてきたのは事実だ。  今でもそういう風潮はある。
どれだけ自分の生活を犠牲にしてしまわないと出来ないことか 自分が飼える頭数以上の命に責任を持つということはそういうことだ。

現場のことは現場でしかわからない。 そしてその現場に解決しなくてはならない問題があるとしたらその団体の課題としてきちんと受け止め進歩していけばいいのだ。 それが出来ないときは団体を支えているみんなで考えればいい。 大事なのは冷静に話し合える場を持っていること そしてどんなときにも暖かく見守ってきちんとした判断のできる厳しい人たちに心を開いていること。 人の意見を聞けないことは一番危険なことだ。それさえ出来ていれば何も恐れることはない

ってことを みっちゃんは修ちゃんとの15年で学んできました。

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by jiro_saty | 2006-12-12 18:25 | みっちゃんのツイート