同感です。ティナさんのブログから

お許しを得て転載します。
TINAさんはハスの1番最初のサイトを作ってくださった方です。



2012年03月08日
地域で解決する事の大切さ
立川市の同じ町で2件の孤立死の
ニュースを見た。
自治会長という人が、
泣きじゃくりながら
 謝罪していた。

なんだか気の毒に思えた。

猫のことで自治会や町内会へ
何度も足を運んだ経験から、
町の会長をやっている方って、
たいていが老人で(70歳以上)
ほとんどの場合、役回りでやっている。
血気盛んな40代ぐらいのお父さんは、
みなお仕事で忙しく、
町内のことに時間を費やせないのが現状。

10数年、野良猫問題の解決を
地域に根付かせたいと努力する中で、
町内を自由に闊歩する猫に関わることで
見えてくることがたくさんあると学んだ。
餌を与える人の多くが、
地域内で弱者という立場にある人が多く、
(認知症のお年寄り、知的障害があったり
メンタル系の病の方、生活保護を受けている人等)
行政や、専門の機関の方々とともに
関わることで、猫の問題だけでなく
住民同士のコミュニケーションが進んで行く。
今まで、隣に住んでいながら
一度も会話したことなかった人同士が
猫を通じて話をする事になった様子を
私は何度も目にしてきた。

たかだか猫という人もたくさんいる。
だけど、たかだか猫だからこそ
解決へ進む道を自治体が取り入れると
そこにコミュニティとしての新しいかたちが
出来てくる。

一人暮らしの老人のお話を少し・・・。
猫の資金集めのバザーに嬉しそうに
  お化粧をして参加していたおばぁさん、
お向かいで餌をやっている猫10匹が
毎日、庭に糞尿をすると悩みぬき
私達が出向いた時、涙したおばぁさん、
アパートの窓辺で猫にご飯を与え、
手術費用を年金から捻出した車椅子のおじぃさん、
空き地に餌をあげにくる人を毎日、監視し
怒鳴って注意していたのが
私達の活動により
笑顔で、餌をやる人に声をかけるように
なったおじぃさん。

孤独に暮らす人達が
誰かとふれあい笑顔になる変化を見ていると、
野良猫を排除することなく、
増やさない、汚さない という解決法を
選択する町は、弱者に優しい町になると
いつも感じる。
活動をするには勇気がいり
難しいという人がいるかもしれない。
そんな時のために
私のようなボランティアがいるのです。
いつだって橋渡し役をやりますよ


TINAの毎日が猫曜日?




by jiro_saty | 2012-03-09 20:01 | みっちゃんのツイート