情報を自由に手に入れる事ができる時代が来ました。27年前、私がHASを立ち上げた時、あったのは新聞とテレビ、雑誌、電話くらいのものです。
動物実験、
毛皮産業、
ペット業界、
あらゆる国での動物虐待、
ネット通して日々おびただしい数の情報が私たちの元に届けられます。
原発事故もその一つ。
何が真実か何が正しいのか選択する間もなくどんどん情報が一人歩きして行く。
胸が苦しくなる。息ができなくなる。
生きながら毛皮を剥がれる動物たち
親と無理やり離され痛々しい程に痛めつけられながら芸を仕込まれる象の姿
原発事故の跡地でおきざりにされやせ細って死んで行く動物たち
一体誰が悪いのか
そう思って怒りの矛先をついつい探してしまうのだけれど。
毛皮で生計をたてている人びとの背後にいるのはそれに甘んじている我々日本人が大勢いるのだということ
象で生計を立ている国の人たちを安い賃金で使って作らせた猫缶を喜んで購入時しているのは我々日本人だということ
脱原発を掲げても本気で今電気のない生活ができるのか、出来もしないのに自分の事は棚上げしている我々日本人
ペット業界を痛烈に非難しても購入する日本人が存在する限りいたちごっこは終わらないのだ。
今度はこの情報を若い世代が有意義に利用して多くの意見を取りまとめニュートラルな立場から発信していく世代が育って欲しいと思っている。