HASのホームページに被災犬の里親募集を掲載してから毎日のように問い合わせの電話やメールを頂いている。
私も毎日被災地の動物を思うと心が痛い。 犬も猫も豚も牛も馬も鳥も。。。。
でもいざレスキューされた子たちを飼育するとこれはもう想像を絶する恐怖を体験していて尋常な犬の状態ではないのが当たり前である。 だからそんなに簡単に かわいそうな犬に何かをしたい ということはできないのだと思うのだ。
実際日常で毎日愛護センターで殺処分されいてる子がいるのだ。
私がいつも心にとどめているのはカメラマンの児玉さんの写真集、「動物たちのレクイエム」の中の処分される子たちの瞳である。 最後まで自分を捨てた飼い主を待っているかのような犬の瞳に毎日胸を熱くしている。
あの被災地のかわいそうな子を救ってやりたい 、かわいそうな子たちに何かしてやりたい。
みなさん そう口々にいわれるけれど どうかよく確認してみてください。
もしかしたら かわいそうな子を救う自分に酔っているのではないですか?
彼らは消して自分たちをかわいそうだとは思っていない。
必要なのは哀れみではないのです。
普通に家族の一員として迎えようとする強くて温かい愛情が家族にあること。
それがあって初めて彼らの心の深い傷を抱きしめて時間をかけて理解できる日がくるのだと。
そしてもしご希望の被災動物がご自分の環境に合わないのなら 他にも行き場のない子達も同じように日々居場所を求めているjことをご理解ください。
一時の感情で何かをしても長続きしないこと もしあなたが途中放棄してしまったら彼らは2度居場所を失うのだということを十分心に刻んでほしいと思います。
ちょっと厳しいけど
本気でそう思います。