引越しに気乗りのしない夫に ご近所の藤田さんが説得をしてくれ渋々ですが晴れて東久留米に戻りました。 みっちゃんの育った家ではなく少し離れた所にペットが飼えるということを聞いて小さなマンションを借りました。
玄関を入るとすぐに2メートルくらいの廊下 そして続きに台所 トイレ 風呂 5畳半と4畳半の小さな部屋 4畳半と8畳はある大きなベランダ。 日当りだけは最高で八雲のジメジメした生活からやっと脱出できたのでした。 勿論サアラ ヨネコはマンションの暮らしに不満で2週間くらいは鳴いて訴えていました。
東久留米での生活はけして楽なものではありませんでした。 結局仕事をしない夫を置いてみっちゃんが働きに出たりしていました。でも八雲で味わったご近所の虐めもなく落ち着いた静かな気持ちを取り戻しはじめました。
3歳から住んでいた東久留米はやはり暖かかったのです。もう同級生も殆どいなかったのですが育った町にはまだまだぬくもりがありそれでとても安心しましたし子供を育てる自信も持ち始めました。
そこでみっちゃんが息子と一緒に見た光景は小さな箱に入っている乳飲み子の子猫たちでした。
その時みっちゃんはこう思いました。
いやだなあ
まだこんなこと してるんだ。。。。
小さいとき どんなにこのことが辛かったか。。。
よし
こんなことのない街にしよう
息子が育つ街を変えて行きたいな。
こうしてみっちゃんのプチボランティアがスタートしたのでした。
勿論何回もお話しているようにみっちゃんには子供のときに最後まできちんと世話をしなかったチャリーのことがありました。だからけして動物愛護を大手を振って叫べない 自分も同罪だという気持ちが強かったのでした。