乗りかかった船

もう20年近く前の新聞の投稿、、、。


大阪の出来事。

大学生の男の子が裏山を歩いているとどこからか犬の鳴き声がする。

付近を探してみると 四足を全部針金で縛られている柴犬が鳴いていた。 犬の足はかなり血が出ていて長い間繫がれていた様子だった。誰が何故? 何のために?

犬はすごく苦しそうだ。

男の子はびっくりして急いで山を降り 近くの獣医さんに相談する。

その犬の足はもう切断しなくてはならないかもしれない。
治療費もかかるので覚悟が必要だ。

そういわれて彼は家に戻りながら本当に悩んだそうだ。

母にそのことを話し 自分にはお金もないし
その犬を助けてあげる資格がない、 泣きながら話していると


居間で新聞を読んでいた父がおもむろに新聞を下ろしながら

「乗りかかった船だ  助けてあげなさい。」 と静かに声をかけてくれたそうだ。


急いで山に戻り犬の針金を皆で切り そのまま獣医さんに運んだところ
酷い状態だったにもかかわらず奇跡的に4本足は無事で

獣医さんは治療費を取らず その犬は大学生の家族になった。

その後犬が一回脱走し、家族中で探し回ったそうだけど その日のうちに戻ってきた。

母親が もしかして元の飼い主を探しに行ったのか と思い犬を不憫に思ったそうだ。


その犬の名前が 確か ライム とかレタスとか  だったと思う、、、。


この話を思い出すたびに 胸に熱いものが込み上げる。

そういう父親を持った彼の幸福を
そして家族の絆を。


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迷い犬情報です。

場所詳細 :足立区古千谷本町四丁目
犬種 :雑種
性別 :おす♂
特徴 :(多分)雑種の中型で薄茶っぽい色、耳の立った犬を5月5日のお昼頃に見かけました。性別はわかりません、首輪はしてなかったのでノラかとも思いましたが…すぐにいなくなってしまいました。
by jiro_saty | 2007-05-08 05:48 | みっちゃんのツイート