チプコと呼ばれる民

[インド代表の基調講演より(1992 モントリオール国際環境会議)]


私たちは チプコと呼ばれている
チプコというのは抱きつくという意味
私たちは木が伐られるとき
伐られないように木に抱きつく
そして木と共に実際に伐られ
既に二百人の仲間が死んだ

今、私たちの森にあなた方の国から
沢山の人が来て 沢山の木を伐り
沢山のダムを作ろうとしている

ダムを作ると森が沈み
私たちはこれ以上生きていけない
こういうことが行われないように
私たち十万人のチプコは
一緒に水に沈む覚悟をしました

はっきり云う
よくきいて欲しい
私たちは決して貧しくない
私たちは豊かだ
私たちは何も欲しくない
ダムも、電気も、お金も

あなた方は変わった
あなた方は経済という宗教に
とりつかれてしまった

あなた方の神様はお金
儀式は開発 いけにえは地球
あなた方の神様からの贈り物は
飢えと公害と戦争

私たちは開発を望んでいない
開発は自然を殺すこと
一時の富をもたらすが
永遠の生活と、倖せを失う

私たちは倖せを求めている
それには
少しの土地と少しの水
そして少しの食べ物で充分だ

倖せはお城から来るのではなく
自然の中に、既に、ある

悩みは欲の中にあり
倖せとは欲を捨てること
あなた方はどうしてそんなにあたり前のことを
忘れてしまったのか

あなた方はこれから
何処へ行くのか

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by jiro_saty | 2007-01-25 10:47 | みっちゃんのツイート