幸せのかたち その1

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ジャックラッセルテリアのウィンクはコミニュケーション不全の男性に4歳まで飼われていました。 彼女の他にヤンチャなコーギー、お利口なボーダーコリー この2匹の男の子と一緒でした。 飼い主は人間の友達が出来ないので犬を通して公園で交流をしようと考えていたようです。でもアイニクそんな彼は人にだまされるばかりでちっとも愛されなかったのです。気がついたときには家を手放さなければならないくらいの借金を背負ってしまっていました。その頃には多分犬たちには十分な世話が出来ない状態であったと推測されます。
そしてこれ以上東京に住めない という彼のことを見ていて心配していた犬友達が力になり一番弱っていたウィンクを手放しました。 

ウィンクはHASのメンバーの沙希ちゃんの家に引き取られることになりました。 犬が初めてであるのにも関らず沙希ちゃんの家族は全員でウィンクを出迎えてくれました。 その時のウィンクには笑顔も無く痩せてそして憔悴しきっていました。 躾はきちんとしてある という犬友達のお話でしたが 待てや座れが出来ても
嬉しい、楽しい、愛してる がわからない淋しい女の子だったのです。

一旦心を閉ざしてしまった小さな命をもう一度愛して抱きしめてあげること。 それはそんなに容易なことではありません。 誰でも自分のことを見て尻尾を振ってくれることを望むでしょう。誰でも愛を与えてそれに答えて欲しいと望むでしょう。 まして犬と暮らすことが初めてであれば どんなに期待したことでしょう。

でもウィンクにはそれが出来なかった。 いつもどこか遠慮してそして距離を置いていた。ここにいていいの? 私を本当に愛してくれるの? もう怒鳴られない? もうぶたれない?

そんなことを必死で聞いていたのかもしれません。

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ウィンクはちょっとずつ ちょっずつ 明るくなりました。

つい最近頂いたお母さんからのメールは、「ウィンクがやっと尻尾を振ってくれました~~」と本当に嬉しそうで愛情に溢れていました。



ウィンク

もうあなたはどこへも行かなくていいんだよ。
誰もあなたを苦しめない。

生まれてきて良かったね~^って抱きしめてくれる家族が 今そこにいるんだからね。


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by jiro_saty | 2010-06-19 16:15 | レスキュー編